子どもたちのお出かけ必須アイテム ぺこちゃんはこうして有名になった
不二家のペコちゃんが、街じゅうを闊歩していた時があるんです。
不二家のキャラクターペコちゃんは、昭和の時代には、今のキティちゃんのように色々な場所で活躍していました。
現在ではコレクターアイテムとなりプレミア価値が付くような存在になったペコちゃんですが、このペコちゃんが社会に認知された最大の要因は、そのパッケージ。
ペコちゃんが書かれていたミルキーの箱には、短いヒモが付いていましたのをご存知ですか。
街を歩く子供たちの手には、いつもペコちゃん
時は高度経済成長の真っ只中。小さな子供たちもおしゃれを意識するようになり、お出かけにの時には、男の子なら蝶ネクタイを、女の子なら髪にリボンを結び、電車の中でも力いっぱいかわいいを演じていました。
そんな子供たちが手に持っていたのが、ひもがついて手に持つことができるミルキーの箱。
ハンドバッグをイメージできるこのデザインは、子供たちの お出かけ必須アイテムとなり、街行く子どもたちは、小さな広告塔となったのです。
この箱、ミルキーを食べ終わってもおもちゃ入れなどに使われて、お父さんでも家の中で見る機会が増え、大人たちへも浸透していきました。
これにより、ペコちゃんの認知度は急上昇。
一気に国民的キャラクターへと成長して行きます。
このひもを付けたのが、狙いなのか偶然なのかはわかりませんが、お菓子の箱を手にぶら下げるというアイデアは、今でも斬新ですね。
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