POPを演出しよう
POPで一番大事なのは感覚で、これだけは努力だけではどうにもならないものがあります。
だからと言ってあきらめる必要はありません。
テイストって大事
テイストは簡単に言えば「風味」だとか「そんな感じ」といったところ。
POPで言えば、健康的な商品に暗さをイメージさせるPOPをつけることはありえませんが、暗いイメージが健康食品には似合わないと感じることができないとしたら、その人はテイストという感覚が、チョッとだけ足りないのかもしれません。
この感覚を修正するのは大変ですが、マニュアル的にチェックすることは可能です。
色も形も全部統一
「テイストを変える」
「テイストを取り入れる」
テイストを使った言葉はいろいろありますが、POPを描く場合に忘れてはいけないのは「テイストを統一する」こと。
テイストに対する感覚に自信がなくても、ともかく色だとかフォントだとかの、POPを構成する部品を統一することで、POPの印象を一定に保つことができます。
あとは周りからアドバイスをもらって、統一感を損なわないようにしながらも方向性を微調整すればいいだけです。
脇役は個性派がいいですよね
こうして、テイストが統一されたPOPに最後にチョッとだけアクセントを効かせてみましょう。
そう、主人公を引き立たせるのは憎々しいまでも悪役だったり、なんともとぼけた相棒だったりする人気ドラマの鉄則に倣い、ワンポイントで統一感とは少し違うアイテムをPOPに付け加えます。
白と黒しかないPOPの中に真っ赤なバラが一輪だけ飾られていれば、そのバラは強烈なまでに印象に残ります。
たった一つだけ異質なものを付け足す効果は、印象的なPOPを仕上げるための基本テクニックです。