つるつる紙にPOPを描くのは意外と難しい
POPを描くとき、用紙のことを気にしていますか?
POPを描く紙と言ったときに思い浮かぶのは『厚さ』『サイズ』『紙質』などでしょうが、実は一番注意しなければいけないのは、紙に対する加工なんです。
つるつるの用紙は、見た目がいいかもしれないけど描きにくい
紙の加工というと、表面がざらざらしていたり極端なものでいえば凸凹していたりという、手触りに対する加工を思い浮かべる方が多いと思いますが、POPを描くときにそれ以上に注意しなければいけないのが表面の塗装なんです。
ツヤのある紙は加工紙
新聞に入っているチラシには、表面がつやつやなモノがあります。
写真もきれいに見えますし、チラシとしての見栄えもいいのですが、このタイプの紙は表面にツヤが出るように塗装がされている紙なんです。
紙を作る工程で最初にできるのは、コピー用紙のように表面にツヤの無いモノ。
この後に、紙の用途に合わせて加工がなされますが、まず最初にするのが表面のツヤの調整。
若干だけツヤのあるものから、キラキラとまばゆいばかりに光り輝く加工まで、多様な塗装がなされます。
POPの大敵 紙の表面加工
確かに、ツヤのある紙は綺麗ではありますが、光の反射によっては文字が読みにくいという欠点がありますし、POPを描く場合には、ペンのインク自体がにじんだりと欠点も持ち合わせています。
最近ではPOP専用の紙なども売られていますが、予算や手軽かを考えた場合には、画用紙やケント紙のような加工のされていない用紙を使うのが無難です。
表面加工された用紙でも、油性のマーカーを使えばPOPを描くことはできますが、逆に言えば油性マーカーしか使えないという制約が発生するわけですから、POPを描くための基本用紙は、表面が塗装されていないツヤの無い紙といえるのではないでしょうか。